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COMPUTEX TAIPEI 2025レポート 第43回

香りで癒されるノートPCも欲しいですね

モバイルRTX5090ユニットも登場!!=ASUSがCOMPUTEXで日本未発売PCを一気に展示

2025年05月25日 08時00分更新

文● みやのプロ(@E_Minazou)編集● ASCII

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 ASUSのCOMPUTEX2025ブースのPC製品では、ゲーミングのROG、コンシューマーのZenbook、Vivobook、ビジネスのExpertbookで、日本ではまだ発売となっていない2025年後半モデルが展示されていた。

COMPUTEX2025=ASUS&ROGブースレポート

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RTX50シリーズ搭載のノートから増設BOXまで登場
ROGブース

 

 COMPUTEX2025のASUSブースは、ROGのゲーミング製品と、AIをテーマにしたASUSブランド製品が2つに分かれて展示される。まずはROGブースを見ていこう。

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Thunderbolt5でRTX5090を増設可能に
ROG Flow Z13
ROG XG Mobile(GC34X)

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 Flow Z13は、ほかにはないタブレット型のゲーミングノートで、2025年モデルはいち早く、CES2025で発表となった最新CPU「AMD Ryzen AI MAX+ 395」を搭載した。

 ディスプレーは13.4型ワイドTFTカラー液晶で2560×1600ドットでタッチパネル搭載。デタッチャブルキーボード込みで1590グラムとなる。

 ROG XG Mobile(GC34)は持ち運べるGPUモジュールで、最高でGeForce RTX4090を内蔵、ROG Flowとの接続は専用インターフェースを採用しており、高速動作が可能だ。

 展示されていた新型のXG Mobile(GC34X)は最新のRTX5090を内蔵したうえ、汎用のThunderbolt5でPCと接続できるようになった。

COMPUTEX2025=ASUS&ROGブースレポート

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 USB3.2 Gen2 Type-A×2、DP2.1、HDMI2.1、有線LAN、SDカードリーダーも内蔵するので、デスクトップハブ+GPUアクセラレーターとして利用できる。日本でも発売予定だ。

ROG Allyをモバイルノートにしてくれる
ROG Dock

 AllyのスタンドになるUSBドックで、接続はType-Cケーブルなので、専用というわけではなく、ノートPCでも使うことができる。

 USB 3.2 Gen 2 Type-C、USB 3.2 Gen 2 Type-A(10Gbps)×3、HDMI2.1、有線LAN、オーディオジャックを搭載。Type-Cは最大100WのUSB PD出力に対応する。RGBライティングでイルミネーションが可能だ。

最強ゲーミングノート
ROG Strix SCAR 16/18

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 Strix SCARはROGノートの最高モデルで、2025年モデルは18型、16型ともにCPUに「Core Ultra 9 275HX」、GPUは「GeForce RTX5080/5090」というトップエンドを積む。

 ベイパーチャンバーとサンドイッチ設計のヒートシンク、Tri-Fan Technology、CPUとGPUの両方に採用した液体金属グリス「Conductonaut Extreme」を組み合わせた鉄壁の冷却システムを搭載する。

 また、ツールレス設計により、RAM、SSDとファンに簡単にアクセスでき、SSDスロットには最新のQ-latchシステムを採用でドライバーなしで交換でき、内部清掃も気軽にできるのが特徴だ。

 天板のAniMe Visonも特徴で、8353個の穴から810個のLEDの光が見え、プログラムアニメーションで個性を表現したり、好みのGIFを取り込んで表示したり、ゼロからオリジナルの画像をアニメーション化して表示できる。

ちょうどいいゲーミングノート
ROG Strix G16/G18

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 5月9日に、2025年新モデルが日本でも発表になった16型と18型のStrix G16/G18シリーズ。

 SCARのひとつ下のクラスだが、CPUは最高で「Core Ultra 9 275HX」または「Ryzen 9 9955HX」で、GPUは「GeForce RTX5060/ 5070/ 5070Ti/ 5080」を選択できる。

 ROG Strix G18は、GPUとVRAMの冷却を支える3つ目のファンを導入することで、さらにパフォーマンスの向上を実現。7本の高効率なヒートパイプと組み合わせた冷却システムはで最高速度を引き出す。

スラッシュデザインのスタイリッシュ・ゲーミングPC
ROG Zephyrus G14/G16

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 スラッシュライティングデザインで薄型・軽量デザインの、ゲーミングはもちろん、動画編集やデザインワーク、生成AIにも適したハイエンドノート。

 CPUはインテルでは「Core Ultra 9 285H」、AMDでは「Ryzen AI 9 HX 370」を選択可能でCopilot+PC規格となる。

 GPUは「GeForce RTX5060/ 5070/ 5070Ti/ 5080」に加え、今年からは最上位のRTX5090も選択できるようになった。

お求めやすいノンROGノート
ASUS TUF Gaming F16
ASUS TUF Gaming A14/16/18

 

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 お求めやすいゲーミングノートシリーズで、ROGの名前はなく、TUF Gamingとなる。

 2024年モデルはCPUが「Core i7-13650HX」または「Ryzen AI 9 HX 370」で、GPUは「GeForce RTX4060/4070」を選択可能だが、COMPUTEXではRTX5060/5070モデルを展示。14型、16型、18型があるが、構成により20万円を切る価格で購入できるのが魅力だ。

最新ゲーミング・デスクトップ
ROG G700
ASUS TUF T500

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 G700は透明度の異なるガラスパネルを組み合わせた新デザインの58Lフルタワー・デスクトップマシンで、マザーボード、グラフィックカードはASUS製品を採用しており、専用ソフトで、RGBライトのカスタマイズができる。

 CPUに「Core Ultra 9 285K」、「Ryzen 9 9950X3D」、GPUは「GeForce RTX 5070Ti/5080」を搭載。

 ASUS TUF T500はROGが付かない、お求めやすいゲーミングデスクトップPC。

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 2025年モデルではCPUに「Core i7-13620H」または「Core i5-13420H」を採用。GPUは「GeForce RTX3050」、「RTX5060/5060Ti」、「RTX4060」から選択可能。

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周辺機器コーナーには前日発表となったキーボードやマウスが並ぶ

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ROGデザインのキャリングケースROG Slash 4.0も速く日本に来て欲しいですね

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ゲーミングチェアーROG Courserは座り心地良かったです

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最強ゲーミングスマホROG Phoneのコーナーも人気です

テーマはユビキタスAI
ASUSブース

 

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 ROGブースの隣はASUSのAIブース、テーマは「Ubiquitous AI=Incredible Possibilities」で、ラックマウントモデルから、Chromebookまで並んでいる。

香りが楽しめるノートPC
Adol 14 Air Fragrance Edition

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天板の中央に香りユニットが付いています

 「Anna Sui」が提供する「香りユニット」で、癒されるノートPC。ブルーベリーやライム、ローズなどから好みの香りを選ぶことができる。Ryzen 9 8945Hに32GB+1TBのガチ仕様で厚みは13.9mm、重さは1300g。海外ではすでに発売中だが、日本での発売は未定だ。

天板バリエーションを参考展示
Zenbook A14(Zenbook SORA)

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一番目立つ場所に軽さをアピールする展示

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この3つの天板が参考展示されていました

 Zenbook A14は、日本ではZenbook SORAとしてZ世代に人気のモデル。ブースでも前面に展示して、薄型・軽量でセラルミナムデザインをアピールしていた。参考出品として、新デザインの天板3モデルを展示、今後、製品化を検討していくという。

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スナドラ採用のCopilot+PCが日本にも上陸予定
Vivobook S14/S16

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 Snapdragon Xを搭載したCopilot+PC規格の14型と16型のVivobookを展示。ディスプレーはFHDのOLEDまたは2.5KのIPSで、厚みは15.9ミリ、重さは1350/1740gを実現し、70Whのバッテリーで30.5/32時間駆動する。今年後半には日本でも発売予定。

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RTX50シリーズ搭載機が登場
ProArt P16

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 おなじみクリエイター向けノートPCのProArtは、現状、日本モデルはRTX40シリーズ搭載だが、COMPUTEXではRTX5060/5070搭載モデルを展示した。

 CPUは最高でRyzen AI 9 HX370、ディスプレーは4KのOLED、厚みは14.9mmで1850g。日本で今年後半に発売予定という。

ディスプレーが回転するオールインワンCopilot+PC
ExpertCenter P600 AiO

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 ASUS初の27インチのディスプレー一体型Copilot+PCで、Ryzen AI 300シリーズ搭載。ピボット式なのでディスプレーを縦型に開店できるのが特徴で、サイネージ的に使うこともできる。

近く日本でも登場??
ExpertBook PM3

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 日本未発売の新モデルで、CPUにRyzen AI 7 Pro 350搭載でCopilot+ PC準拠、メインメモリーは最大64GB、ストレージは1TB搭載だ。ディスプレイは2.5KまたはWUXGA液晶を採用する。

Copilot+PCでGPU搭載可能
ExpertCenter P700 SFF/ Mini Tower

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 こちらはRyzen AI 500シリーズを搭載したスリムタワーとミニタワーPCで、ASUS初のデスクトップCopilot+PCである。dGPUとして、スリムタワーはRTX A400シリーズ、ミニタワーではRTX5060の内蔵が可能だ。

LunarLake内蔵でE-Inkが面白い
NUC 14 Pro AI+

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 ASUSのNUCでは初のCopilot+PC規格モデルを展示。CoreUltra 200Vを搭載し、144×112×41mmで約500g。本体上面にはE-Inkのディスプレーを搭載し、好きな画像を表示できる。

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