このページの本文へ

COMPUTEX TAIPEI 2025レポート 第12回

ゲーマーの理想形がきっと見つかる

割れるキーボードから光るチェアまで、ROGのクセあり周辺機器たち

2025年05月21日 12時00分更新

文● 松永/ASCII 編集● ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷
ROG FALCATA

キーボードが分割してるぅ!

COMPUTEX 2025で見たASUSの周辺機器

 ASUSは、5月23日まで台湾で開催中の世界最大級のIT見本市「COMPUTEX 2025」に出展している。そして、ゲーミングブランド「ROG」では多彩な製品を展示していた。PCパーツにとどまらず、周辺機器にも力を入れている様子だ。

 キーボードやマウス、ディスプレーといった定番デバイスに加えて、個性的なデザインかつ高性能な周辺機器が数多く登場。ハードウェアの性能だけでなく、操作性や使い心地にもこだわった製品をラインアップする。

ROG XG STATION 3(THUNDERBOLT 5)

ビデオカードを刺したドック。伸びるケーブルはノートPCへ

 この記事では、ASUS ROGが展示した周辺機器の中から注目製品をピックアップして紹介。ゲームのプレイ環境をより快適に、そして没入感を高める最新デバイスたちのこだわりや特徴に迫っていこう。

こだわりが光る周辺機器たち

ROG FALCATA

ゲーミングキーボード「ROG FALCATA」

 「ROG FALCATA」は、分割型のゲーミングキーボード。キーボードの幅をとれるので、肩幅を広げて楽な姿勢でゲームに集中できるのが特徴だ。ROG独自のHFX V2マグネティックスイッチとホールセンサーにより、ラピッドトリガーなど高精度な入力が可能。また、直感的に操作できる多機能ホイールや、4層ダンピング構造、取り外し可能なシリコン製リストレストなど、長時間の使用を支える工夫も見える製品だ。

ROG HARPE II ACE

ゲーミングマウス「ROG HARPE II ACE」

 「ROG HARPE II ACE」は、eスポーツのプロ選手との共同開発で生まれたゲーミングマウス。精密な操作を可能にする形状バランスにより、素早いスワイプや細かなフリックも思いどおり。重量はわずか48g。バイオベースのナイロン素材により耐久性も高い。「ROG AimPoint Pro」光学センサーは最大4万2000dpiで、ガラス面でも正確にトラッキング可能だ。プロレベルの操作環境を求めるユーザーにとってうれしい1台だろう。

ROG STRIX ACE XG248QSG

ゲーミングディスプレー「ROG STRIX ACE XG248QSG」

 「えっ、610Hz?」と、思わず二度見してしまう高リフレッシュレートのディスプレー「ROG STRIX ACE XG248QSG」。24.1型のフルHDディスプレーで、世界最速クラスのTNパネルを採用。応答速度はわずか0.1ms、入力遅延も極限まで削減しており、瞬間的な判断が勝敗を分ける競技シーンで真価を発揮する、ゲーマーにこそ体験してほしい1台だ。

ゲーミング環境を拡張する異色のガジェット

ROG XG STATION 3(THUNDERBOLT 5)

グラフィックドック「ROG XG STATION 3(THUNDERBOLT 5)」

 「ROG XG STATION 3(THUNDERBOLT 5)」は、ノートPCに外付けGPUを接続できるグラフィックドック。Thunderbolt 5ポートを介して、最大80Gbpsの高速データ転送を実現し、ノートPCの性能を大幅に強化できる。対応GPUはGeForce RTX 50シリーズ以上およびRadeon RX 9000シリーズで、デスクトップ級のパフォーマンスを引き出せるだろう。

ROG RAPTURE GT-BE19000AI

Wi-Fi 7ルーター「ROG RAPTURE GT-BE19000AI」

 AIを搭載したWi-Fi 7ルーター「ROG RAPTURE GT-BE19000AI」。「Wi-FiルーターのAIって何に使うの?」と感じる製品だが、本製品はAIによって通信状況をリアルタイムで解析し、ゲーム用途ではラグを抑える最適ルートを自動で選択するという。通信のスムーズさを3段階で調整できる「ROG AI Game Booster」 を搭載する。

ROG COURSER

ゲーミングチェア「ROG COURSER」

 座る前から異彩を放っていた「ROG COURSER」は、RGBライティングを備えたゲーミングチェア。まるで“光る椅子”! 近未来的なビジュアルに加えてゲーミングチェアとしての快適性も十分だ。

 独自のリクライニング構造で背もたれの突っ張りも感じさせず、長時間のゲームプレイでも姿勢を保てる。調節可能なランバーサポートや4Dアームレスト、マグネット式ヘッドレストなど、細部に至るまでユーザーの快適さを追求した、まさに“座る装備”と呼べる製品だ。

ゲーミング環境を快適にする
ROGの“こだわり”周辺機器

 ROGブースで展示されていた周辺機器は、性能を突き詰めたキーボードやマウス、応答速度の限界に挑んだディスプレー、ライティングまで搭載したチェアなど、どの製品からもゲーミング環境の快適さを求め、それでいてこの製品にしかないこだわりを感じられた。

TUFゲーミングの初音ミクコラボも。キーボード、マウス、マウスパッド、ヘッドフォンがコラボモデルで登場

 性能だけでなく、デザイン性やAIの活用といった新たなアプローチも取り入れられている。通信環境を自動で最適化するルーターなどがまさにそうだ。まるでゲーマーの「こうだったらいいな」に応えているようで、周辺機器の進化がゲーム体験そのものを押し上げている印象だ。

■関連サイト

カテゴリートップへ

この連載の記事